時間の活かし方も人それぞれのはず

 

最近改めて、日々の時間の使い方があまりに重要だと思っていて、色々とより良い方法はないかと模索しています。

 

生産性を上げる方法については、既に色々なビジネス書が出てると思いますが、結局、職種によって、あるいは人によって、それぞれ向き不向きがあるんじゃないかなと思ってたりもします。

 

例えば、ポモドーロテクニックってありますよね。

 

 

量子論とは

 

最近、量子論に関する入門書的な本を読みました。  

 

歴史的な流れで言うと、「二〇世紀の初めに 、現代物理学の二本の柱である量子論と相対性理論が作り上げられた」そうです。

  

量子論というのは、現代物理学の二本柱の一つなんですね。。。知りませんでした。

JUGEMテーマ:

 

photo credit: vapi photographie Target via photopin (license)

 

ターゲットを口説き落とす

 

「元ドイツ情報局員が明かす 心に入り込む技術」を読みました。  

 

この本のタイトルに、「人の心に入り込む技術」なんて言葉があって、何か怪しい感じすらするかもしれません。

自分は、逆に「入り込まれない」ための勉強に良いかなと思って買ったんですが(あと、セールだったから、笑。)、実際に書いてある内容はむしろいたってまともでした。

 


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ハーバードの自分を知る技術


最近、「ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略マップ」という本を読みました。
 

著者は、ゴールドマン・サックスで副会長まで務めたハーバード・ビジネススクールの教授です。著者自身が、エリートビジネスマンで、しかもエリート大学の象徴みたいなハーバード大学のビジネススクールの教授ということですから、さぞ人間離れした様な別世界の話が書かれているのかと思いきや、全然そんなことはありませんでした。

むしろ、極めて現実的なコーチングの王道の様なお話でした。

アメリカのエリートでも、仕事や人生に満足してないケースを沢山見てきた様です。むしろ、アメリカのエリートだからこその悩みなのかもしれませんが。。。

 


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大事なのはエネルギー管理


先週「メンタル・タフネス 成功と幸せのための4つのエネルギー管理術」という本を読んだんですが、この本はなかなか良かったです。
 

要するにこの本が良いたいことは、「エネルギー管理の重要性」だと思います。

 

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IMac history“ eftir Running - written below. Gefið út undir CC BY-SA 2.5 frá Wikimedia Commons



 

"iMac"の名付け親であり、”Think Different”キャンペーンなどで有名なAppleの広告に携わってきたケン・シーガル氏の著書です。

彼は、NeXT時代からスティーブ・ジョブズ氏と仕事をした経験を持ち、さらに、IBM、インテル、デル等の有名な大企業とも仕事をしてきた経験から、ジョブズ氏復活後のAppleがいかに他の大企業と違ったかを、豊富なエピソードで説明してくれてます。


この本を読んだのはもっと前だったんですけど、最近ジョナサン・アイブ氏の本が出て、その記事を書いた流れで、

ジョナサンアイブ本「ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー」読みました。 | Creative Arts Showers's Blog



改めてこの本「Think Simple」の視点からジョブズ氏の凄さも振り返ると良いかなと思い、今頃記事を書いてみてる次第です。

ジョナサン・アイブ氏の本がAppleの製品開発についての本でもあるとすれば、この本はマーケティングの本ですけど、それにとどまらず、広く経営の話でもあるかなと思います。

本文でも、

”アップルはハードウェア、ソフトウェア、製造、戦略、製品の発売方法、PR、マーケティング、小売りなど、多くの面でうまくやっているが、そのすべてを貫き、まとめあげているのが〈シンプルさ〉なのだ”


と、Appleの経営全般を貫く理念として、シンプルさが語られています。

このAppleのシンプルさは、大企業では極めて稀有なもののようです。

 

”インテルやデル、IBM、そしてアップルのためにマーケティングをおこなってきた私がたしかに言えることは、シンプルさを追求するアップルの姿勢は、ほかの企業では見られないということだ。それはたんなる熱中や情熱をはるかに超え、熱狂の域にまで達している”

”スティーブと仕事をする前に、私はいわゆる大企業と多くの仕事をしてきた。だから、スティーブのシンプルな世界に入ったときに、ショックを受けた(いい意味で)。アップルの文化のほうがはるかに前へ進みやすい。そして、スティーブの世界を出て、ふたたび従来の組織と働いて、昔と同じ問題に苦しめられるようになったときにもショックを受けた(悪い意味で)”

”スティーブは、「大企業らしい行動」には強く抵抗した。アップルが大企業になってもう何年もたっているのに、最高に頭がよく創造的な少人数のグループがアップルの驚異的な成功の原動力となったことをわかっていたので、それを変えるつもりは毛頭なかったのだ。彼がかかわる会議では、席にいる誰もが重要な参加者でなければならず、見物人などいらなかった”


具体的にAppleがどうシンプルで、他の企業がどう複雑で、その結果がどうだったのかのは、本文中に実際の例がいくつも列挙されてます。

Appleとデルのブランド確立の挑戦の比較は分かりやすく対照的で面白かったです。

 

Appleの特殊性


ただ、改めて読み直して思ったのは、現実的にあまり大企業には参考にならないかもしれないな、ということでした。中小企業とかベンチャー企業にはとても参考になるのではとは思いますけど。

本文中でも、他の大企業も「Appleのように」ということを意識してるが現実はそうはならない、ということをシーガル氏も見てきたという指摘もありましたし。

 

”複雑になることは簡単だ。一方で、シンプルになるのはかなり骨の折れる作業だ。製品ラインアップをミニマル化し、ターゲットを融合するためには、みずからをいつもきびしく精査しつづけられる組織でなければならない。  それは自然に起こることではない。シンプルさには擁護者が必要なのだ。”


という言葉がありましたが、Appleにとってのシンプルさの擁護者にジョブズ氏がなれたのも、Appleが倒産の危機を迎えて追い詰められてたことも要因の一つかなとも思ったりします。

早急の治療のために、シンプルに、無駄を省いて、根本に立ち返る必要に迫られてたという状況が、ある意味幸いした面もあったのかなと。

倒産の危機が現実的なものになる頃のAppleでは、 やはり大企業的な弊害も多々あったようで、それが理由でジョナサン・アイブ氏をAppleに引き抜いたデザイン部門の上司はAppleを辞めたようですし。

そもそもジョブズ氏も一度Appleから追放されてますしね。
その時を振り返ったジョブズ氏の1985年のインタビューでは、当時のAppleが、いくつもの部門で派閥があって、強力なリーダーを社外から呼ぼうと思って、スカリー氏と対立した、という話もありました。

ジョブズ氏自身、30歳の時の彼では当時のAppleの強力なリーダーにもなれないとも思ってたそうです。

 


そう考えると、Appleのシンプルさというのは、大企業で、かつ倒産の危機に瀕し、そこに、NeXTやピクサーで経験を重ねた才能あるカリスマ創業者が戻ってきた、 という類稀な状況だったからこそ出来た、「大企業なのに奇跡的な文化」なのかもしれず、他の大企業で真似するのも難しいかな、とすら思ってしまいました。

大抵、「お前はジョブズじゃない」と横槍入りまくって終わりですよね、きっと。


「すごいですよ、おっさんの嫉妬は!」 夏野剛氏がドコモ社内の縄張り争いを振り返る | ログミー[o_O]



やはりジョブズ氏復活後のAppleが特殊で稀有な大企業ということで。

他の大企業には参考になるんだかならないんだか微妙ですが、Appleについて垣間見るにはとても面白い本でした。

 


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Apple製品の使い心地よさ


以前から、Appleと言えばスティーブ・ジョブズ氏だけど、具体的に復活後のApple製品達から伝わってくる心地良さはジョナサン・アイブ氏そのもの、と思ってたんですよね。


このブログでも、スティーブ・ジョブズ氏のカテゴリーを1つ設けていくつも記事を書いてるので、当然ジョブズ氏について多大な敬意を持ってるわけですけど、感覚として、製品から伝わってくるのはジョブズ氏の個性よりもアイブ氏の個性だなと思ってたのもまた事実です。

製品にジョブズ氏の個性が全面に出てくるなら、もうちょっと神経質で鋭い感じになりそうですけど、実際にApple製品から伝わって来るのは繊細さやきめ細かさや気配りや優しさや調和感、そして斬新さで、まさにアイブ氏の個性という印象でした。


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そういうわけで、個人的な印象としては、企業としてのAppleの凄さはAppleに復活後のCEOとしてのジョブズ氏による面がとてつもなく大きいけど、具体的な製品の良さはアイブ氏の影響が極めて大きい、という感じでしょうか。当たり前なんですけど。

しかし、後述するように、やはりジョブズ氏の印象の影響はとても大きいんで。

ジョブズ氏に関しては、まさにデジタルな印象のIT企業でデザイナーのアイブ氏を重宝したこと自体が、ジョブズ氏のCEOとしての凄さとも言えて、その点は十分に評価されてますよね。


また、世界的にも当然、Apple製品に対するアイブ氏率いるデザインチームの功績が評価もされているからこそ、アイブ氏が個人としても、またAppleのデザインチームとしても、数々のデザインの賞を受賞していると思います。

しかし、かたや、本文中にあったように、ジョブズ氏の闘病中に「Appleはジョブズ氏がいなくなったら終わり」みたいな報道があったという事実もあり、アイブ氏が意外と評価されてない面もあったんじゃないかな、なんて印象も受けてました。

デザイナーに賞を与える人達と、メディアで表現する人達とは、また感性とかが違ったりする面も少なからずあるでしょうし。


ジョブズ氏も言ってたように、デザインを単なる「化粧」と捉える向きも、製品を作る企業側の人達の多くにすらあったわけですし。

さらに、昨年AppleWatchが発表されるまでも、ジョブズ氏亡き後、「新ジャンルの製品が登場してない」とAppleの将来性を疑問視する声も根強くありましたし。


個人的には、他の記事でもチラホラ書いてたように、Appleらしさって、目新しさよりも、機械なのに使い心地が良い、という点にこそあって、それはアイブ氏の功績が大きいだろうと思ってたんで、新ジャンルの製品がないというのはそこまで問題じゃなく、未だに他の会社の製品と比べて使い心地の点で別格だから大丈夫でしょ、と思ってたんですけど。

ただ、それでは不十分という人も多く、やはりAppleには革新性への期待が国際的にも根強く大きかったようです。

しかし、今回この本が登場したことで、Apple製品の使い心地の良さの面だけじゃなく、革新性の面でもアイブ氏率いるデザインチームの功績が大きかったことがハッキリしたんで、Appleの将来性を危惧する声は、少なくとも革新性の点においては小さくなるかもしれないなとも思いました。

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ソフトのユーザーインターフェースの責任者にも

むしろ、最近ではソフトを速いペースで革新していくことによる、開発者からの不満の声も出てるくらいのようですね。

最近でも、アイブ氏がソフト面でもユーザーインターフェースの責任者になってからの、ソフトの大幅な変化の速さもかなり印象的でした。
iOS7は一年も満たない期間でガラリと変化しましたよね。

 
あの時も、フォーストール氏の退社によって、Appleの将来を危惧する声もありましたけど、結果的にiOS7での大幅な変更によって、iPhoneも生まれ変わったような新鮮さを得て、さらにiOS8での機能の大幅な拡張に繋がりましたよね。

この変化を成し遂げたのも、「ジョナサン・アイブだ」とクックCEO自ら語ってました。


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簡単な総括

アイブ氏は昔から製品に関する向上の意欲が尽きないことから、次々と新しい挑戦を重ねていきます。

そして、その挑戦にAppleとしても資金を惜しまない方向に舵を切り、専用の工場や設備に、世界の一等地に多いAppleストア全体の11倍もの莫大な資金を投じた結果今のApple製品があることを考えると、今の時代に産まれて、高価で特殊な技術によって製造されたApple製品をそこまで高くない価格で使える、というのはある意味凄いことだな、と改めて思いました。

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そういうわけで、この本を読んだ上で、改めてジョブズ氏復活後のAppleを一言で言うなら、「若い頃から賞だらけの早熟のエリート天才デザイナーであるアイブ氏を重宝し、その才能ゆえに尽きぬ意欲から実現したいことを、豊富な資金力と超優秀なサプライチェーン管理力で支える」という感じでしょうか。


この体制は、ジョブズ氏の頃に既に確立されてたもので、それをさらにティム・クック氏が推し進めてる感じですよね。

ジョブズ氏もクック氏も、アイブ氏と対立する社内の勢力がいて共存できないまでになった場合、アイブ氏を選択してきたわけで。


この本では、アイブ氏のデザイナーとしての早熟のエリートぶり(賞とか奨学金とか)や仕事ぶり、アイブ氏と関わった人達からの人物評、各製品の開発秘話、ジョブズ氏復活前後のApple社内の変化、デザインチームの変化等、興味深い話が満載です。

iPhoneの開発苦労秘話を読んだ時は、こりゃ、安易にパクったサムスンが訴えられて、陪審制のカリフォルニアでの地裁で大負けするのも当然だな、とも思いました。

 

アイブ氏が退社したらAppleは大変なことになる」という話は本の中にも出てきます。

しかし、アイブ氏自身も過去の経験等から、Apple以外でAppleでのようにうまくやってくことは出来ないとも思ってるようなので、その心配もなさそうです。

そういう意味では、やはり、アイブ氏を重宝したジョブズ氏がまさにデジタルな印象のIT企業のCEOとしては異例に凄かった、という話にもなるんですけどね。

この本は、そのジョブズ氏が重宝したアイブ氏の凄さが良く分かる本とも言えるかと思います。

ジョナサン・アイブ氏とジョブズ氏についてはこちらの記事もどうぞ。


出会う前からMacを通して分かりあってたスティーブ・ジョブズ氏とジョナサン・アイブ氏。アイブ氏もMac以外のパソコンが苦手だった。 | Creative Arts Showers's Blog  
 

JUGEMテーマ:スピリチュアル


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医学の限界


最近、「人は死なない ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索 」という本を読みました。

著者である矢作 直樹(やはぎなおき)氏は、東京大学大学院医学系研究科・医学部救急医学分野教授及び医学部附属病院救急部・集中治療部部長の職にあられる現役の医師です。

 

この本は一言で言えば、医療の現場で長年の実績を積んでこられた現役の臨床医が、医学の限界と、スピリチュアルについて語った本です。

以前テレビで特集されていたのをたまたま見たことがあったんですけど、矢作氏は病院で寝泊まりしてるくらい休みなく現場で働いておられたようです。この本の中でも、亡くなったお母様から、働き過ぎと心配されてた面もあったことが書かれていました。

それだけ懸命に、現代医学の知識を持って、現場で数多くの人の生死に向き合ってきた矢作氏の言葉なので、その言葉の重みもまた格別かと思います。


一般人は医学の知識もないので、逆に、病院にいけば必ず助かる、と思う節があるのですが、現場で働いてる医師からすると、まだまだ分からないことだらけ、のようです。

例えば術後の経過にも個人差があるようで、以下のように述べられてます。

 

”先にあげた容態の急変による死亡にせよ、予想を超えた蘇生にせよ、その原因は現代の医学では情報が少なく説明することができません。  生命とは我々が考えるほど単純なものではなく、自然科学としての現代医学が生命や病気について解明できているのはほんのわずかな部分でしかない。  患者さんやご家族からすれば、我々医師は生命ないしは体についてのプロフェッショナルとして期待されていることでしょう。しかし、我々医師が「あらゆる総合である存在としての生命」について知っていることは、実のところ本当にごく限られたものです。”

 

 

科学とスピリチュアル


こうした現代医学の限界を踏まえ、英国や米国の医療について説明されています。
 

”心霊治療がいち早く医療保険に組み込まれた英国(著者注:英国医学協会は、二〇世紀最高の心霊治療家ハリー・エドワーズの治療に対して一九五六年に「医学では不可能なことが起こったと公表した〔『DIVINE healing: B.M.A. evidence to Archbishop's Commission. British Medical Journal 1956; May 12: 1 (Suppl2677): 269-273』〕)に遅れて近年米国でも、対症療法的なアプローチでは必ずしも解決できない生活習慣病をはじめ慢性疾患、免疫性疾患などには、東洋医学も含めた相補・代替医療(complementary and alternative medicine[CAM])を取り入れていくことの必要性が認識されるようになりました。そして一九九三年に国立衛生研究所(NIH)に代替医療事務局(OAM)が設置され、一九九九年には国立相補・代替医療センター(NCCAM)としてNIHの二五番目の独立組織となりました。その研究対象は、鍼、アロマ、アユルベーダ、カイロプラクティス、サプリメント、電磁気、ホメオパシー、マッサージ、心理療法、瞑想、気功、レイキ、ヨガ、イメージ療法、生体自己制御、祈りなど、非常に多岐にわたっています。これらの信憑性に対して予断を持たず、まずは検証していこうという姿勢には米国の懐の深さを感じさせられます。”


また、欧米ではスピリチュアルというものが、一流の科学者達によって追求されてきたことの指摘があります。
 

”欧米において近代スピリチュアリズムを主導したのは、後述するスウェーデンボルグをはじめ、ノーベル賞科学者を含む当代第一級の自然科学者達だったという事実には興味深いものがあります”


科学者としてのスウェーデンボルグ氏の業績は以下のようなものだったようです。
 

”脳、神経、循環器、消化器、生殖器、筋肉、感覚器等、あらゆる組織を研究し、『生命界』という大著にまとめる。ただし、当時出版されたのはその一部であり、その全容が明らかになるのは一九世紀になってからである。『生命界』には、当時知られていなかった数多くの発見が記されていた。脳に限っても、大脳皮質が意識を司っていることの発見、大脳皮質機能の局在性の発見、神経細胞の存在の予測、髄液の性質に関する考察、脳下垂体と内分泌腺との連関の発見、脳波の発見、右脳・左脳の機能の違いの発見、心身医学的知見の提唱等、その内容は驚異的な先見性に満ちていた。”

 

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そして、彼は1744年4月6日の夜、霊的な体験をしたそうです。
 

 

”「神の恵みの中にいるとき、人は最も幸福である」(スウェーデンボルグ『夢日記』)”


また、以下のような記述もあります。
 

”彼は、常々「宗教はすべて生命に関わるものであり、宗教の生命は善を行うことにある」と言っていた。”



このように一流の科学者達がスピリチュアルを研究していたた背景については、以下のように指摘されてます。
 

”欧米におけるキリスト教的価値観の影響は我々日本人が想像する以上に大きく、根深いところで科学者達を心霊研究に向かわせる動機付けとなったのではないでしょうか”



以前池上彰氏の本にも書かれていましたが、そもそも西欧での科学は、神の作ったこの世界を解き明かそうとする試みだったようですから、西欧においては宗教やスピリチュアルと科学とが相反するものではなかったという面がやはり大きいのかなと思いました。


池上彰氏のおとなの教養ー私たちはどこから来て、どこへ行くのか?ーという本を読んでます。 | Creative Arts Showers's Blog

 

どう生きるか



本の中では、スピリチュアルな面にもかなり踏み込んだ記述がありますが、特別な能力や体験を重視しているのでは全くありません。

ただ、現状万能でない科学をありのまま万能でないと捉え、スピリチュアルなことを否定もしない、というスタンスです。

スピリチュアルを研究した西欧の一流の科学者達のように。

タイトルの「人は死なない」という言葉は、肉体が死んでも生き続ける世界があると信じるということですし、そう信じた上で如何に生きてくかという点に関しては以下のように書かれています。

 

 

”我々普通の人間は、日々の心掛けとして、今自分のできることをやっていく、ささやかな利他行をしていく、という当たり前の生き方をすればよい、そしてこれこそが人生最大の目的だと私は思っています”

 

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エド・キャットムル氏の人柄


 

今週、夜は空き時間にこの本を読んでいました。ピクサーとスティーブジョブズ氏についての話を楽しみに購入したんですけど、結構な量と質なんで、スラスラ読んだという感じではなく、良い意味で重量感ありました。

読み終わった後の感想としては、スルスルとすすれるお茶漬けではなく、噛みごたえのあるステーキだったという感じでた。

「これまで書かれた最高のビジネス書かもしれない」とフォーブズ誌に評され、ニューヨークタイムズ紙のベストセラーリストに掲載されている、というのも納得の読み応えでした。


とにかくこの本を読んで感じるのは、著者であるピクサーの共同設立者のエド・キャットムル氏という人が、凄いなということですね。スティーブジョブズ氏や、ジョンラセター氏の凄さは有名ですけど、このキャットムル氏も相当凄いなと思いました。


キャットムル氏に感じたその凄さについては、本編を読み終わった後の翻訳者のあとがきが非常に納得いったので、その一部を引用させてもらいます。
 

"「翻訳を始めるにあたり、キャットムル氏のインタビューや講演のビデををいくつか見たが、そこには、先進的なクリエイティブ集団トップの尖った感じや、よくある経営者のギラギラした感じはどこにもなく、科学者のような無私無欲さで自説を静かに淡々と語る姿があった。そして、実際に本書からも、科学者らしい、いっさいの思い込みを排除しようとする厳格さ、緻密さ、謙虚さを感じることができる。」"


まさに、この指摘通りの厳格さ、緻密さ、謙虚さ、が文章の至るところから感じられるんですよね。

Pixar
Pixar / Lucius Kwok

 

CGアニメーション実現の夢



キャットムル氏は、元々ディズニーのアニメーターに憧れていたものの、どうすればなれるか分からない中、直感的に、当時新しい分野だったコンピュータ・グラフィックスに賭けたそうです。

ユタ大学院時代には、同級生に、ネットスケープ社の設立者やアドビの共同設立者、そして有名なアラン・ケイ氏もいたそうで、かなり先進的な環境で、将来コンピュータアニメーションを作ることを目標に、日夜色々な研究や発明を行い、当時CGで最先端の技術を発明したこともあるそうです。

しかし、当時のコンピュータの性能では、ハリウッドからもディズニーからも、コンピュータでの映画作りやアニメ作りというのは相手にされないような状態が続いたそうです。

そのような、CGの初期の研究発明段階からの様々な苦労や紆余曲折を経て、スティーブジョブズ氏がルーカスフイルム社から買い取る形でピクサー社が誕生し、これまた紆余曲折を経て、とうとう「トイストーリー」で、彼が20年前から夢見ていた長編のフルCGアニメを初めて制作し、大成功を収めます。

Toy Story Fun Zone
Toy Story Fun Zone / Castles, Capes & Clones


ここまでの段階でも、CGアニメ制作を夢みて20年後に初めてそれが実現した物語として一冊本が書けておかしくないくらいのエピソードなんですけど、この本とキャットムル氏の凄いところは、ここからがまた濃密だということですね。


 

成功を収めた企業の経営者として



この本の後半は、成功を収めてから、大きくなってくピクサーをいかに経営していたか、という話がとても長く具体的に書かれています。

それは、キャットムル氏が、シリコンバレーで数々の企業が成功を収めた後に、やがて誰がみても明らかなミスをして失敗していく事実を目の当たりにして、「どうすればピクサーがこのような事態に陥らないか」ということに、トイストーリー成功後の人生の意義を見出してきたからのようです。

前半がCGアニメの実現を夢みた技術者の紆余曲折成功物語だとすれば、後半は、一度成功を収めた企業の経営者としての経営物語で、テーマはCGの技術的なことよりも、企業組織と組織で働く人間の心へと移っていきます。


Pixar Me
Pixar Me / bogusbong

そして、そのテーマに対する彼の意識の細かさと謙虚さは、こんな経営者そんなにいるのかな?と思うくらいです。
半沢直樹的なドラマが高視聴率を収める日本の現実において、ある意味、逆過ぎて、かなり注目に値するのではと思いました。

また、企業というものは彼が意識する組織ゆえの危険性から、一時期良くても次第に落ちていくのも普通なのかなとも思いました。

彼の経営哲学の一部は、問題は常に起こることを前提に、しかもその問題は見えないで隠れているからそれをなるべく明るみに出し、その問題を社員全員で乗り越えていけるような文化を築いて粘り強く挑戦する、ということだと思いますけど、それを単に口先で言うだけでなく、具体的な制度にも反映させています。経営側にとっても厳しい制度として。

このピクサーに比べたら、ピクサーを買収することになったディズニーも、元々はジョンラセター氏を解雇してたくらいで、既にいかにも保守的な大企業で、個人の可能性や個人の集合としての組織の可能性を十分に発揮できない体制だったのも良く分かる感じもします。


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本文から一部引用


本文中には、
 

”「本来は効果的であるはずの階層制度が進歩を妨げるものに変わってしまうきっかけは何か」、「上司は上司が聞きたいことを言うのが上手な部下と、チームプレイヤーとを見分けることができるのだろうか」、「リーダーの視界はリーダーにおべっかを使うのが上手な部下に邪魔をされる。」”


などという問題定義が随所に出てきます。


また、その細かさは、見えないものへの意識にも及びます。

 

”「未知の宇宙は、我々の日常や行動に侵入してくるため、否が応でも対処しなければならない」”



巻末には、彼が簡単なスローガン風にすることの危険性について触れつつ箇条書きにしたまとめがあり、その中には、以下のような記述があります。
 

”「組織は、それを構成する個人よりも、集団として保守的であり変化を嫌う。基本合意だけで変化が起こることを期待してはならない。メンバーが揃っていても、グループを動かすには、それなりのエネルギーが必要だ。」”



この本は、彼がピクサー流の厳しさを自らにも適用して、2年の歳月をかけて完成した本だそうで、内容としては、描かれてる事実も、学びにつながる言葉の一つ一つも、かなりの重みを感じました。


ほんの一部を引用しただけですけど、この本には随所に彼の細やかさや賢さや謙虚さが表れています。


CGアニメそしてピクサー社誕生物語としても、ピクサーの個々の作品の制作の裏側の話としても、クリエイティブに限らず一般的な組織の経営のための参考書としても、そしてスティーブジョブズ氏の一面を新たに知る上でも、非常に興味深く価値のある一冊なんじゃないかなと思います。

まだ見た事ないピクサーアニメもあるんですけど、この本を読んだことで、いつか見てみたくなりました。



 

JUGEMテーマ:マスコミ・報道

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昨日、池上彰氏の本を読んでる記事を書きましたけど、その後、どういう流れかは忘れたんですけど、昨晩と今晩、また池上彰氏絡みの記事をたまたま見て、色々とちょっと驚きました。

話題自体はちょっと前の話題なんですけどね。

一つは、慰安婦問題と原発報道に関する朝日新聞問題で、この件について概要は知ってはいましたけど、この件についての記事で結構刺激的なのを昨日たまたま見つけまして。


朝日新聞に批判文を寄せた池上彰氏にみるジャーナリストの役割と資質   | テレビのヨミカタ | 現代ビジネス [講談社]

多分、この記事を見て、初めて、そんなことあったんだ、、、って思ったんですよね。凄いなと。

 

”池上氏に一貫性があり、タブーを許さないのは、普段の言動を見ていれば分かる。自民党が圧勝し、民主党が大惨敗した2012年12月の総選挙時におけるテレビ東京の選挙特番『TXN衆院選SP?池上彰の総選挙ライブ』において、池上氏は当選した公明党の元職・太田昭宏氏(現国交相)に対し、「創価学会という組織に支えられて当選、ということになるわけですね?」と問い掛けた。テレビではタブーとされる部分に平然と斬り込んだ。第一、本当はタブーなどではなく、自主規制に過ぎないのである。

石原慎太郎氏に対しては「パプアニューギニアと北朝鮮を一緒にするようだから、石原さんは暴走老人って言われるんですよ」と言い放った。普段、ジャーナリストたちが内心で思っていることを堂々と公言したのだから、見事な一貫性である。池上氏はどの政治家に対しても直言を貫く。権力者には良い顔をしようなどという卑しい素振りは微塵もない。

そんな池上氏だからこそ、世間からの信用と人気を勝ち得ている。態度や人柄は画面上でなくても同じ。6年前、池上氏をインタビューした際、その考え方に敬服した。”
 


全文表示 | 池上彰氏「朝日新聞だけが悪いのか」 文春コラムで同誌や他新聞にも苦言 : J-CASTニュース


この記事も結構刺激的でした。一部引用すると、

 

自社の社論と合わない原稿の掲載を断るのは朝日特有の問題ではない、ということだ。池上さんはこのエピソードを「新聞業界全体の恥になる」として封印してきたが、今回の件を機に解禁することにしたという。かつて連載を持っていた新聞社も朝日新聞批判を展開したとみられ、池上さんは、

「その新聞社の記者たちは『石を投げる』ことはできないと思うのですが」
と疑問を投げかけた。”




もう朝日新聞は叩くべきじゃない : 長谷川豊 公式ブログ 『本気論 本音論』







こちらも元メディア関係者からの本音の意見で、一部引用すると、

 

”もういいよってね。そりゃあライバル紙だし、叩く気持ちは分かるけれど、そこまで言えるくらい、あなたたちご立派な新聞なのか?と聞きたくなったり。イデオロギー全開なのはあなた方だって同じでしょうが、と。”



朝日新聞問題を受けての現状 : 長谷川豊 公式ブログ 『本気論 本音論』

朝日新聞の損失も凄いみたいですけど、結局他の新聞社もマイナスの影響受けたようです。


朝日新聞と東スポの違いって? : 長谷川豊 公式ブログ 『本気論 本音論』


この記事では、実名挙げてぶっちゃけてます、笑。



それにしても、前回の総選挙での選挙特番内における池上氏の、与野党問わない切り込みっぷり、も凄いですね。今さら何をって話なんでしょうけど。自分みたいに知らない人もいるかもしれないんで。

最高に面白かった池上彰の選挙速報 - オータムリーフの部屋




池上彰の毒舌に石原慎太郎もタジタジ タブーなしで斬りまくれる理由とは - エキサイトニュース(1/2)



田◯総一郎氏も、政治評論家としては唯一、内閣の機密費を受け取ってなかった、という野中元官房長官の記事を読んだことありますけど、ここまでダイレクトにポイントに切り込む印象もあまりないんですよね。

なんか、政治家集めて議論をかき回すことを楽しんでるような感じで、番組見てていまいちスッキリしないような感想を持ったこともありました。もっと話聞きたいのに、そのタイミングでかき回すなよ、みたいな。

こちらとしては、前回の民主惨敗の結果は、以前小泉自民党に大敗した時の岡田民主党と似てるな、という程度の感想でした。民主党が、真面目な党首で真面目さを前面に出して選挙すると、大敗、するんだよなと。

その選挙の日に、テレ東でこんな番組あったとは知りませんでした。

この番組での池上氏以外のキャストもアイドルとかお笑いで、逆の意味で凄いなと思いましたけど、そういうタレント達の中でもぶれずに切り込むとこがまた凄いですよね。


新聞の問題にせよ、政治の話にせよ、いかにも日本らしい組織のありよう、という感じでしょうか。


昔は、今みたいに個人が意見や情報を気軽に発せられる機会も少なかったから、もっと、閉ざされた世界の中での政治力に長けてる者勝ち、なとこあったと思いますけど、最近は個人による情報発信もさかんになったことで、徐々にそういう風でもなくなってきつつある感じはしますよね。

最近も、ファミレスでお父さんが大学生の息子に、「昔の企業ってのは、ちょっと無理な製品作って問題起きて人が死んでももみ消しちゃうんだから、今じゃ無理だよ。」なんて話をしてました。

ドラマ半沢直樹なんかの高視聴率も昨年は話題になりましたよね。

不特定多数間の情報の授受が簡単になり、個人の発信が気軽に出来るようになったのも、iPhone誕生によるモバイル革命の影響が大きいでしょうし、そういう意味でも今後も、Appleの製品や、各種アプリやWebサービスの発展には期待してます。

もちろん池上氏にも。


 


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スピリチュアルなセッションでも効果がイマイチだったり、嫌な思いをするケースもある原因について。 (2017/06/07)

神殿の神官系と街中の魔法使い系とか霊能者系、サイキッカー系のタイプや出来ることは実はかなり違うという話。

スピリチュアルで危険を回避し、安全に生活に活かしていくために必要な前提知識。サイキック的な能力推しの危険性について。 (2017.05.05 )

才能とか素質とか天才性は、結局どれだけその分野について努力できるかがかなり重要な判断基準だと思った件。 (2015/10/12)

現実的な成功法則とスピリチュアルの関係。引き寄せの法則の信憑性についても。 (2016/06/12)

瞑想の効果の科学的な検証が進み、「マインドフルネス革命」の兆しが現れてるとのこと。企業にも、教育にも、社会にも良い効果があると思います(2015/11/1)7)

人間にとっての「静かな」方のエネルギー(ハワイで言えばマナ)の重要性について (2015/06.04)

パソコン嫌いだった自分が、Macで苦手意識を克服した後、初めてMacでドヤ顔の意味が分かった時。 (2014.08.30)

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Appleのジョナサンアイブのエリートな凄さが良く分かる本「ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー」読みました。(2015.01.13 )

ブログ第三章に突入中。やはりMacでブログ書くなら超有名ブログエディタアプリMarsEditは必須だなと振り返るこの半年。(2015/02/17)

Airmail2.0  Macの優良メールアプリがYosemite対応。通知センターウィジェットは便利。アカウントも引継ぎ可能。細かい変更点では最初戸惑った点も。 (2014/10/27)

役者さんが語る空気(エネルギー)(2014/06/18)

準静電界ー人とか物とかが発してるとされる電気の話ー (2014.10.14)

スピリチュアルじゃないと改善・解決しない問題もある。限られた一部のヒーリングじゃないと改善・解決しない問題もある。 (2016/11/06)

「エネルギーバンパイア」で検索したら特徴とか対策とかの記事が凄い数出てくる件。 (2015/01/09)

人間にとっての見えないエネルギーの重要性。心身の健康、運気、性格、気分、相性、素質、適性、やる気、信仰等、広範に関係・影響。(2015/09/14)

(遠隔)ヒーリングの存在意義とか効果やヒーラーの素質などについて。 (2015/04/21)

コテコテ系ではなく、分かり難いスピリチュアル。透明感重視。その方が俗世にも良い影響も及ぼしやすいのではとも思ったり。(2016/01/07)

エネルギーワークと脳と人間の変化の関係。脳科学的に人間が変わるのは簡単じゃない前提での、エネルギーワークの特異な効果や意味について。 (2016/07/21)

願望実現・目的実現のために、スピリチュアル×コーチング。深くから且つ現実的に前進可能。 (2017/02/11)

《レビュー》WiMAX2+ Speed Wi-Fi NEXT WX01 実速度大幅アップ。5GHz帯を利用できる点が評価高し。(2015/03/20)

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  • Things3が、Apple製品専用アプリならではの、素晴らしいタスク管理アプリだった!
    watarai
  • Things3が、Apple製品専用アプリならではの、素晴らしいタスク管理アプリだった!
    後藤
  • Macアプリ Airmail  Macの優良メールアプリがYosemite以降にも対応。通知センターウィジェットは便利。アカウントも引継ぎ可能。(追記) El CapitanのSplit Screenにも対応。
    watarai
  • Macアプリ Airmail  Macの優良メールアプリがYosemite以降にも対応。通知センターウィジェットは便利。アカウントも引継ぎ可能。(追記) El CapitanのSplit Screenにも対応。
    mona

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