- 2017.05.05 Friday
スピリチュアルで危険を回避し、安全に生活に活かしていくために必要な前提知識。サイキック的な能力推しの危険性について。
問題あるようなケースというのは、とっくにニュースにもなってたりしますし、今更別に具体例を挙げる必要もないと思いますが、まぁなんか勘違いしちゃった人がなんかやらかす訳ですよね。
それで、いきなり結論から言うと、スピリチュアルって難しいと思います。目に見えないことを扱いますし、負担も結構大きいですし。
元々の素質もかなり大事だと思います。素質というのは、突き詰めるとエネルギーに対する敏感さですね。テクニック的な枝葉よりも大事なのは、これに尽きると思います。
難易度で言うと、勉強とテストの方が遥かに簡単だと思います。知らないことは知れば良いだけですし、あと論理的に応用すれば良いわけで。ですから、人間的に嫌な奴でも高得点取れますし。やるべきことと、結果が分かりやすいんですよね。
それに対して、スピリチュアルって、やるべきことと結果が、勉強と試験の結果みたいに分かりやすくないんですよね。人間的に嫌な奴でも直ぐに結果出せるなんてこともないわけで。
もちろん、スピリチュアルというものを勉強的に分かりやすくしたスクール的なカリキュラムとかもあるんですけど、そういうスクール自体も、別に完璧な存在という保証はないんですよね。昔、悪評高かったミステリースクールとかもありますし。
スクールのカリキュラムの内容的には、まぁ意味ありそうに見えても、「あのエネルギーには関わりたくないな」、というのもこちら的にはあります。ある有名なスクールの講師だった人と知り合いだったことがあったんですけども、その人が後に他のカリキュラムに行って帰ってきたら、目に見えてより良くなってたんで、カリキュラム自体のレベルの違いみたいなのもあるかと思います。
そういうことも含め結局、知識とかテクニック云々よりも、「どういうエネルギーと関わるか」が大事なんですよね。スピリチュアルに関しては、それが全てと言っても過言ではないくらいに重要だと思います。
色々なテクニックとか能力とかをアピールするスクールとか個人とかいますけど、大体「能力推し」なとこは、ちょっと気をつけた方が良いかなと思ってます。それよりは、分かりやすい美味しさ度合いが減る印象ですが、良い状態になりますという「状態推し」の方が良いですね。
スピリチュアルについては、サイキック能力とかをスピリチュアルと限定的に誤解してるケースがあると思いますし、スピリチュアルに関する大体の問題が、ここに起因してると思います。
スピ系の人が、例えば、「なんか普通の人に見えないものが見えます」って言っても、それがどこまで現実かはまた別問題ですしね。白昼夢見てるみたいなもんかもしれないですし。
なんか見えたこととかで予言とかする人もいるでしょうが、外れることもありますし、そういうことで、スピリチュアルを信じないという人も増えるんですよね。
予知能力とか、相手の情報を過去や現在未来に渡って観る能力とか、普通の人には見えないものを見る能力とか、念力とか、そういうことだけがスピリチュアルかというと、そうではなくて、実際は、一部見えたからと言って、この世の何でもが見えたりはしないんですよね、絶対に。
人間として生きていくために、むしろ、見えない方が良いこと、知らない方が良いこととかもあるでしょうし。
生まれつきなんか見えちゃう人は仕方ないでしょうけど、心の霊と書いて何とやらとかを普通に見えて、嬉しいかって言ったら、そうではないですよね。普通は怖いと感じますよね。で、生まれつきの霊能者とかも、継続的に修行もしてるでしょうし。まぁ大変ですよね。変な念力使ったら、周りにも迷惑ですし、修行も欠かせないですよね。
以前からちょっと書いてますけど、第6チャクラレベルのサイキック(psychic)能力って、そこまで明るい能力でもないんですよね。人の心(Psycho)って、明るいだけじゃないですしね。相手の悩みとか他人からの念等が人一倍分かるとかっていうのも現実大変ですよね。こちらも、大変になってるサイキッカーのヒーリングとかよくやってました。
ガンダムのニュータイプなんかも、まさにサイキッカーで、相手の気配とか思いとかを人一倍敏感に察知する能力があるんですけど、まぁ大変そうですよね。
Zガンダムだと、カミーユという主人公の少年が、ある男性の心の内を察して、自分の名前を女性みたいな名前だと馬鹿にされたと感じて殴りかかっていったり、、、、最後は亡くなった人たちの意識と共に、敵に衝突しに行って、やっつけるんですが、敵もサイキッカーで「心を奪ってやる」と言われて、最後は精神崩壊するんですけど、大変ですよね、、、、、。
主に人の心に焦点を当てるサイキックって、この世の人間が皆天使なら良いんですけど、現実違うんで、結構大変なんですよね。「みんな面と向かって言わないけど、自分のこと好きなんだなぁ」なんて、お花畑的に思えたら、幸せな能力なんでしょうけど、、、、、。
また、サイキッカーって、人格的に優れてるという保証はないんですよね。もちろん、他人の心に関することが、普通の人以上に分かったり見えたりする分、無神経なこともしない確率も高まるでしょうが、逆に人の心を読んで、言葉巧みに自分の都合の良い方にしようという人もいますし、「能力あります」って感じでちょっと自惚れ気味の人も、いるんですよね。
そして、そういうサイキッカーに変なエネルギーが来ないかというと、全然そんなことはないんですね。そもそも他人にサイキック能力で関わる時に、相手のネガティブなエネルギーと関わる負担も常にありますが、さらに「能力」を餌にするような悪いエネルギーとかもこの空間にはあって、そういうのとの関わりで劣化することもありますね。
そういうことを分かりやすく表現してるのが、スターウォーズかと思います。
ジェダイという能力ある人達でも、ダークサイドに堕ちる訳ですよね。ダースベイダーになるアナキン・スカイウォーカーなんかは、最初から、能力はあるけど、ちょっとせっかちでエゴも強い危うい性格に描かれてますよね。
そういうわけで、基本的にサイキック能力等の「能力推し」するところは、「状態推し」よりも危険性もあるかなとも思います。実際に、昔有名な事件起こしたとこも、「能力推し」してましたし、本家よりもせっかちな面もあったんですよね。「早く能力が開きます」みたいな。
そもそもスピリチュアルって、魂(Spirit)が語源ですよね。それに対して、サイキック(psychic)が主に扱ってるのは心(Psycho)の領域ですからね。肉体や、肉体と連動する面も強い心よりも深い領域の魂というものがあるという意識が、そもそもスピリチュアルという話だと思うんですが。
サイキッカー的には、「見えない世界」と言うと、心の霊と書いて何とやらとか、霊界とか、そういう話になるんですけど、それが全てじゃないですからね。そういうのは、あくまで目に見えないスピリチュアルの大きな世界の一部であって。
イギリスのスピリチュアルというのが、心の霊と書いて何とやら系の傾向が強いみたいで、その影響もあるのかもしれないですけど、スピリチュアル=サイキックとか霊界という印象があるのは、ちょっと誤解かなと思います。
ですから、本来サイキック能力で、心よりも深いことまで含めて、何でも分かったり、何でもできたりしないんですよね。実際に、サイキッカーは、深いことそこまで得意じゃない人多いです。第6チャクラの限界もあるということで。もっと深い世界との繋がりというのは、第7チャクラとかそれ以上のチャクラの働きによるとこが大きいです。そして、そういう繋がりは、どこかのスクールでお金払えば得られるという類のものではないんですよね。
ビジネス的には、心系だったり、直ぐに物心両面での現世的な利益に結びつきやすそうな方が、分かりやすくて需要も大きくて、目立つと言うことはあるんですが、スピリチュアル本来の定義的には、それが全てでもなければ、上に書いたようにサイキックレベルでは、安全性の保証も怪しいんですよね。
それで、問題あるサイキッカー系がなんかやらかすと、スピリチュアル怪しいとなるんですが、別に、一部の人がなんかやらかすのは、どの世界でもあることですしね。悪徳〇〇って、弁護士でも医師でもニュースにもなりますよね。
ただ、なんで実質的に、サイキッカー系がスピリチュアル業界で目立つかというと、それはそういう特徴があるからなんですよね。能力を活かして人と関わりたいという。上の方への気持ちよりは、横つまり人間への意識が強いのがサイキッカーですから。
上への意識が強ければ、その分自我も弱まりますが、サイキッカーの中には割と「能力推し」で、自我が強めな人もいます。ですから、さらに上との繋がりを強めるべく地道に修行続けてればまだ良かったのに、、、、的な問題が発生する危うさがあるんですよね。もちろん実際に事件があった例なんかでは、神の名を語りつつ、、、、ということもあるんですけども。
本当に神聖なエネルギーって、明るくて心地よいですからね。そんな変な事件に繋がらないんですよね。神の名を語ってる実質サイキッカーが自分の利益のために勝手に名前を使ってるだけで。
本来のスピリチュアルというのは、心(Psycho)の領域よりも深い魂(Spirit)の領域まで意識したもので、もっと静かなイメージだと思うんですよね。サイキッカー系は、割と静かじゃない感じの人も多いです。能力を活かして人と関わりたいわけですし。問題起こしてやらかしてるのも、当然静かじゃない穏やかじゃないわけですよね。
ですから、本来のスピリチュアルで得られるものって、もっと深くからの静かな幸せ感とか明るさとか落ち着きとか、そういうもので、サイキック的な超能力とかそういうことに限った話じゃないんですよね。そういう「状態推し」の方が、「能力推し」よりも、安全性は高いかなと思ってます。
以前も書きましたが、スピリチュアルは元来、実績ある科学者によっても追求されてきたもので、その科学者が霊的な体験をした時の言葉を改めて引用しておきたいと思います。
”「神の恵みの中にいるとき、人は最も幸福である」(スウェーデンボルグ『夢日記』)”
第7チャクラ以上で繋がれる本当に神聖なエネルギーは、明るさや心地よさ幸せ感をもたらすもので、それは「能力推し」的な第6チャクラ的なサイキックなエネルギーとはまた別次元のものなんですね。そういうエネルギーの質へのこだわりが、スピリチュアルを安全に活かしていくためにも、一番大事だなと経験上思っています。
Creative Arts Showers (HP)
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- by watarai9