- 2019.10.29 Tuesday
「空気を読む」で使われる様な「空気」を生み出す「更に細かい空気」について
そういう文脈で使われる空気って、ほぼ「心」と置き換えても文章が成立すると思うんですよね。
日本人が「空気を読む」という時は、ほぼ「周りの人の心を感じてる」という事だと思います。
こういう意味での「空気を読む」資質は一つ日本人の美徳だとは思います。「周りを意識する」精神では、日本人は世界でも評価されてるのでは、、と思います。こちらはリアルな外国人をそこまで知らないので、周りの人を意識する点において、世界の中で相対的に日本人がどれだけ素晴らしいかはちょっと具体的に表現は出来ないんですが、まぁ世界でも上の方では、、と思っています。
ファミレスなんかで、まだ空気を読めない子供が騒いでるケースは普通にありますが、そういう点が子供と大人の違いなのかな、、というくらい、大人の日本人は周りの空気を読んで迷惑かけない事を自然と意識してる人が多いと思います。
ただ、「空気」という言葉には「心」に置き換えて考えるだけでは不十分と感じられる使われ方もあると思います。
それは、「不穏な空気」という場合の「空気」ですね。
これも、人間が心で不穏な事を思っていて、それが「不穏な空気」と感じられるケースもあるかと思います。
しかし、一定数以上の人間が心で不穏な事を考えて、それが空気感として伝えわる以前の「不穏な空気」というものもあると思っています。
そういう「空気」について表現していると思うのが、ロード・オブ・ザ・リングシリーズですね。
先に公開されたロード・オブ・ザ・リングシリーズの3部作というのは、もう既にかなり世の中を不穏な空気が覆っていた段階で、悪い勢力が増大していて、偉大な魔法使いサルマンすら悪の大元のサウロンに取り込まれてしまった段階なんですが、そうなる60年くらい前の段階を描いた「ホビット」シリーズでは、世の中はまだそこまでに至っていない段階です。
しかし、そんな段階でも一部の魔法使いやエルフ達は、闇の勢力のトップクラスのサウロンが復活を始める気配を敏感に感じとるんですね。そして、彼等数人だけで力を合わせて、なんとかサウロンを追い返すというシーンが描かれています。
このホビットシリーズの段階で、魔法使いやエルフが感じた「不穏な空気」というのは、普通の人間達が感じられる空気では無かった訳です。ですから、日本人が感じる事が得意な「人間の心」に置き換える事の出来ない「更に細かい空気」と言えるかと思います。
こういう細かいエネルギーの方が基本的に厄介なんですよね。。
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“こちらからすると、分かりやすく粗々しく来るようなエネルギーなんて雑魚で、細かさが増す程に対処の難易度はとても上がります。”
上に書いた例のサウロンの空気というのは、言葉で言い替えるならば「悪魔の空気」と言えるかと思います。
「悪魔」的な空気が生まれて勢力を増していくと、やがてその空気に影響を受けた人間の心も、もっと人間にも分かりやすい「心」に置き換えられるレベルの「空気」を作り出す様になっていく事は歴史が証明していると思います。
戦争を止められなかった事を悔やんだ人達は当時の「空気」によって止める事が出来なかったと言っています。この段階の空気というのは、もう「人間の心」が作り出す段階の空気で、権力者側の心が意図的に人間の心に働きかけ支配する形で空気を作ってる段階ですから、それに抗うのは現実的にかなりの困難が伴うと思いますし、その困難さの事実は歴史が証明していると思います。
ある意味、この段階までいったらもう手遅れ感があるのが現実だと思います。この段階で空気を読まないで反対しても、肉体的に痛い思いをさせられるのが歴史的な事実な訳で。。
ですから大事なのは、この段階に至る前の段階の「空気」、上のホビットシリーズの例でサウロンが動き出す段階から「悪魔的な空気」を感じ取って止める様な事だと思います。
止める為にはその前提として「悪魔的な空気」を敏感に感じ取らないと無理な訳ですが、それは「ホビット」シリーズではその役割を魔法使いやエルフが担っていた様に、特に敏感な人達の働きも必要なのかもしれません。。
ジャンルで言うとスピリチュアルの分野の人だと思います。心系の空気ではないので、心理学の分野ではないと思います。
ただ、ロード・オブ・ザ・リングシリーズで、後に魔法使いの中のトップのサルマンがサウロンに屈して最悪の敵に変わった様なこともあり得るのもまた現実だと思います。
本来なら「悪魔」に対抗する力があると信じられている「神」の名前を使う勢力が、実は悪魔と関わっていたとか、悪魔とまでは言わなくてもキモいエネルギーと関わっていて、世の中の空気を悪くする方に働いているケースもあり得ると思います。
神の名を使いながら、悲惨な結果に繋がる事を行う勢力が古今東西にいたという現実もまた否定出来ないと思いますから、審神者的な事は厳格に行うべきだとは思います。
昨年から自分も、自分の活動をスピリチュアルという枠でも語るようになってるんですが、スピリチュアルにおいて、昔も今も、大事なのはエネルギーの質だと思ってます。 エネルギー的なことは、やはりジャンルとし...
日本の憲法は政教分離を原則としていますが、それも歴史の教訓からだと理解しています。
宗教と政治のあり方について言えば、宗教が完全に良い形で機能して、政治にも良い影響を及ぼして、素晴らしい宗教的な背景の下に、素晴らしい政治家達が素晴らしい政治を行う、、という姿が理想かもしれないですが、現実的には政治家というのはあまり信頼されてないというのが古今東西で共通の様ですし、宗教もまた色々と問題を起こしているケースもあり、この両者が良い相乗効果を発揮してるとは思えないどころか、危険なケースもあるのが現実かと思います。
スターウォーズの黒幕の術使いは表向きはまさに政治家でしたし、銀河英雄伝説も国と国の戦いの間で実は一番暗躍してるのは宗教団体だったという設定でした。
欧米でも日本でも、そういう設定の作品が大きな支持も得てきているというのもまた事実かと思います。
こちらの経験としても、基本的に人間の浄化というのは終わりがなく、どこまでも浄化して変容出来るとも思っていますので、普通の人間の神経より図太い神経の人もいると思われている政治家の中には、そう簡単に浄化し切れない人達もいると思っています。
そういう人達の中には宗教とかと意識的に関係を持っている人もいて、それなのに爽やかになるどころか明らかに人相が劣化してたり、明らかに修行不足なままに安直に宗教とか神を持ち出して偉そうな言動をしていて呆れられるケースもあると思います。
宗教とかスピリチュアルと無縁の普通の人が、「微細な悪い空気」を広める黒幕になる様な力まではないのが現実だと思うんですよね。やはり、スピリチュアルに関する人の方がそういう「微細な空気」とは縁があると思いますし、微細な空気の様なエネルギーと関わって広める力が普通の人よりもあると思います。
是非、宗教と政治の両方に関係する人には、その影響力の大きさ故の危険性も認識してもらい、間違っても表向きは神の名を使いながら実際は「微細な悪い空気」を広めているという事のないよう、浄化に浄化を重ねて、本当のご神気、神の空気を広める方向で努力してもらいたいと思います。
危険を防ぐために最低でも必要なのは、政治と宗教の両方の分野を背景に力を発揮する人には神通力を証明してもらうという事かと思います。ご神気的な爽やかさは一般の人でも感じられたりもしますからね。
- スピリチュアル
- 20:48
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- by watarai9