- 2014.08.27 Wednesday
《幸福度調査1位》幸せ大国デンマークの幸せの素「ヒュッゲ」を日本での生活でも増やしていきたいという話。
今日もアートを描いてる途中で、今日書きたいテーマがハッキリ思い浮かびまして、昨日に引き続き、北欧絡みです。
ちなみに昨日の記事はこちらです。
「北欧 暮らしの道具店」が良い感じ。 | Creative Arts Showers's Blog
結構有名な話だと思いますけど、世界の幸福度調査というのが毎年行われていて、例年北欧の国々が上位にランクされてるんですよね。
中でもデンマークは2年連続で1位だったそうです。
かたや、全く同じ調査ではないかもしれないですけど昔から行われている幸福度調査では、日本は高度経済成長の時期からずっと50位前後のようです。
経済的には世界の2位とか3位という数字の割には、低い数字ですよね。
世界の幸福度ランキング2013発表される・・2年連続デンマーク1位を獲得、日本は43位 - NAVER まとめ
このデンマークに特有の言葉として、ヒュッゲ(Hygge)という言葉があるそうで、これは下の記事によると、同じ北欧でもスウェーデンには無いデンマーク特有の言葉だそうなんですね。
ヒュッゲという言葉は、厳密に明確に定義づけるような言葉ではなく、生活全般にある色々な「心地良い」瞬間を広く深く含んだ言葉のようです。
「デンマーク人にとってHyggeとは?」 What Does the Feeling of “Hygge” Mean to the Danish? | こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU
下の記事にある、スウェーデンの人によるデンマークのHyggeについての説明もとても興味深いです。
”Hygge は、もっと意味が深くニュアンスが広く、とにかくデンマーク独特なんだよ」と言います。
それは、ゆったり寛いだ雰囲気だったり、家族や友人達と共に過ごす心安らぐひとときだったり、夏の夕べに涼しい風に吹かれながらビールを味わうことだったり、寒い冬に暖炉で暖まる部屋の中で皆と語らうことだったり、おいしい食べ物やワインをゆっくり楽しむことだったり、窓辺に燈るキャンドルの火を見つめることだったり・・・ 精神性や哲学にも(?)通じ、デンマーク人が、とても大切にすること。 それが、hygge。”
ヒュゲ Hygge デンマーク | スウェーデンの四季
また、こんな連載もありました。この記事に出てくるジャンテロウという自我を戒めるような教えは、北欧に共通する文化のようです。
デンマーク人は本当に幸せなのか?住んで初めてわかった「幸福感」の違い|幸福大国デンマークのデザイン思考|ダイヤモンド・オンライン
”ジャンテロウとは、1933年にデンマークのライターのアクセル・サンダモセ氏が考えたコンセプトです。デンマーク人なら誰もが一つや二つは覚えているそうです。
1. Don’t think that you are special.
(自らを特別であると思うな)
2. Don’t think that you are of the same standing as us.
(私たちと同等の地位であると思うな)
3. Don’t think that you are smarter than us.
(私たちより賢いと思うな)
4. Don’t fancy yourself as being better than us.
(私たちよりも優れていると思い上がるな)
5. Don’t think that you know more than us.
(私たちよりも多くを知っていると思うな)
6. Don’t think that you are more important than us.
(私たちよりも自らを重要であると思うな)
7. Don’t think that you are good at anything.
(何かが得意であると思うな)
8. Don’t laugh at us.
(私たちを笑うな)
9. Don’t think that anyone of us cares about you.
(私たちの誰かがお前を気にかけていると思うな)
10. Don’t think that you can teach us anything.
(私たちに何かを教えることができると思うな)
11. Don’t think that there is something we don’t know about you.
(私たちがお前について知らないことがあると思うな)
このジャンテロウについて多くのデンマーク人に「これを初めて聞いたときのことを教えてくれない?」と聞いても、誰も答えられる人はいません。日本人が礼儀正しさを大切にしていて、それが国民性であるように、デンマーク人にとってもジャンテロウの平等に価値をおくのは国民性だと言うのです。”
記事から感じとれるデンマークについて簡単に言っちゃうと、国民全体が中流階級に近く、生活の安定感ありながら、楽しみとか喜びとかは普段の何気ない瞬間からとても多く感じられる国で、実際に国民の幸せ度が高いという調査結果が出てる、ということかなと思います。
もちろん、上の連載記事をいくつか見ると、デンマークのそういう状況に物足りなさを感じるような人や退屈と感じる人もいるんでしょうけど。
これは完全に個人の好みの問題かなと思いますが、自分はデンマーク良いなぁと思いますね。
個人的には心地よさとかヒュッゲみたいなものはとても重視しだしている、という感じですかね。
Mac等のApple製品を使うのも心地良さが一番の要因ですし、心地良いIT機器を作るなんて凄いなとも思ってます。
この数年の自分自身を振り返っても、今までと同じ何気ない瞬間に、今までよりも幸せ感を感じられるようになってきたことはこの数年の進歩かなとも思ってますし、これからも一日のうちで何度か何気ない幸せ感を感じれると良いなぁと思ってます。
いつもと同じパンを食べて、「美味しいぃ」と思えることもとても大事かなと。
そういう幸せ感ってあまりお金かからないですしね。
ただ、本当に大事なものを大事にしてないとそうは感じられなくなってくる、そういうようなものだと思います。
先日下の記事でも関連することを書きましたけど、
お盆休みの時に、太い木々に強い存在感を感じて、ロードオブザリングも思い出した話 | Creative Arts Showers's Blog
今年に入っても、何回か、今まで何度も通ってきた公園とか川沿いの緑の下で、今までとかなり違う体感の経験をしました。
森林浴という言葉通りに、まさに、木々の発するマイナスイオンか何かのシャワーを浴びてるような、幸せな感覚でしたね。
日々の調子は、全体的には上り調子ながらも、やはり日々変わるんで、いつもそういう良い体験をしたわけじゃないですけど、たまに調子良い時に木の下を通ると、普段よりもさらに強い心地良さ、みたいなのを感じたんですよね。
こういうヒュッゲ的な心地良さとか何気ない幸せ感が増えていく方向で、これからも活動していきたいな、と思います。
- 幸せ
- 15:52
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- by watarai9