- 2014.09.08 Monday
ジョブズ氏が残したもの。受け継いでる人達。(次の会場が会場だけに、ジョブズ氏を振り返る、その5)
ジョブズ氏がスピリチュアルパートナーとまで言っていたジョナサン・アイブ氏については、過去にやはり記事を書いてましたので、この流れでちょっと追記しながら載せたいと思います。
Wed.09.25.2013 ジョナサンアイブの追悼スピーチ
Appleに関して、その哲学とか、色々と凝縮されているスピーチだと思いました。
特に、「誰も見ない内部の部品にまでこだわることが市民としての責任とまで感じてた」という一文は改めて凄いなと思いました。
あの会社との違いだなと。
30 | 10月 | 2011 | maclalala2
評論家や株主達が、革新だけをAppleの特徴ととらえるのもおかしい話だなと。
最近のApple幹部のインタビューでも、「新しいだけなら簡単だ、正しいことは難しい」とありましたし 。
Bloomberg Businessweek+:Tim Cook CEO、Jony Ive氏、Craig Federighi氏への独占インタビューを掲載 | NEWS | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)
新しいものがないという点だけで否定的な人達は、おそらく、Appleの一番の価値を分かってないんでしょうね。
せいぜい、魅力的なデザインくらいに表面的に要約評論されてて、それと並列くらいに、「斬新さ」が2トップの一角を占めるようなイメージで。
そこいらの投資家より頭良いであろうティム・クックとかが本当に重視してるような、もっと深い理念からこそ初めて実現できる使い心地の違いが分からない、みたいな。
目が¥マークなだけだと、小学生の算数と単純な心理学からビジネス的に判断するくらで、深いこだわりから来る感覚的な違いとか、世の中に与える影響なんかそんなには分からん、新しい物出せてないじゃないか、みたいな。
多分、ジョブズ氏が、エンタープライズ事業に消極的だった理由とも重なるとこあるとも思いますけどね。
1995年のインタビューでも、「Win◯は言うなればマクドナルドで、しかし、それが多くに受け入れられてることが悲しい」、と語ってましたしね。
算数だけの話なら、そこそこ安く大量に導入できりゃあまり文句ないって話で、ジョブズ氏の感性とは合わない面もあったと思います。
そこに、◯イクロソフトが支配できた要因もあるとも思いますし。
ノートパソコンの画面に、水平タッチの苦労させることをむしろ自慢してますからね。
あの会社の製品はそこそこ安くて使えりゃ良いと甘やかし過ぎという話もあるのではと思うくらいで。馬鹿にされてるとか、舐められてるとかくらい意識した方が良いような気がしない面もなくもないですけど。
なんだかんだ、自社の利益が第一過ぎな会社でしょと。それでもビジネスでは、◯イクロソフトと。大事なのは、主に算数、と。
実は今日初めてMS社のSurfaceのCMの中身を見てみて、一瞬時間が止まった件 | Creative Arts Showers's Blog
まぁ、企業側も、XPで良かったのに、という話みたいですけどね。要は小学生の算数の計算的に経費かからなきゃそれで良いんだって話で。
その割には、◯イクロソフトに支配されすぎて、どうせならもっと安い他の選択肢も考慮したら、という話でもありますけど。
しかも、上の記事を書いた時は気づかなかったんですけど、◯イクソフトのMacをディするCMの最後のYou are more powerful than you thinkみたいなフレーズは、以前Appleが、人間の可能性についてCMで使った言葉をさらにパロったもんだったんだなと。
真面目なメッセージに対してちょっと舐め過ぎで、その精神性について疑いますよね。
たしかに、エンジニアとクリエイターがアメリカでは断絶してるというのも分かる感じで。
ジョブズ氏も○イクロソフトについてセンスないと言ってましたけど、それ以上に悪の帝国と言われて来ただけのことはあるなと。
まぁ、それはさておき、明後日には、Appleのイベントがあるわけですけど、会場が会場だけに、新製品とスティーブ・ジョブズの印象が強く、どんなイベントになるか楽しみです。
初代Macと初代iMacのインパクトや影響力に匹敵するくらいのイベントになるんでしょうかね。
自分は、当時のこと知らないで、本で読んだだけですし、しかも、別にそこまで意表つく革新的なものよりも、日々使うことを考えている立場としては、「とにかく良いもの」を求めてたりもしますけどね。
その点こそが、ジョブズ氏がこだわり、今も理念として受け継がれているであろうものでしょうし。
ジョブズ氏の「とにかく良いものを創る」という姿勢でいうと、商業的には失敗したとされるNeXT社のパソコンが、実は、今現在のWebに大きく影響を与えてたりもしたようで、Next社のパソコンが、Web開発者にとっては「素晴らしいスピリットがあって、Webをデザインするのに完璧なものだった」そうです。
商業的には成功しなかった製品から今のWeb技術が産まれたようですから、やはり、「良い製品を創る」ということの価値や影響は計り知れないですよね。
まさに、彼の言葉、「人類を前進」させるための道具としてのコンピュータを、当時も創ってたということになりますよね。商業的には成功とは言われなくても。
小龍茶館 | スティーブ・ジョブズがWWWの発明に一役買った?知られざる物語
当時からWebが世界に与える影響を予見してた彼ですから、Web開発者にとって最適なパソコンを創ったのも当然なのかもしれないですね。一般的には、早過ぎた高過ぎたのかもしれないですけど。
ポール・セン
価格: 2,000円
posted with sticky on 2014.9.8
こちらとしては、別に特に驚かしてくれなくても良いんですけど、明後日のAppleのイベントは、会場の意味合いからして、何か今後に大きな影響力ある新製品が発表されるんでしょうね。
楽しみです。