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NBAドリームチームを結成させた人物のうちの一人


2014年の今年は、リトアニアのサルナス・マーシャローニス選手がNBAの殿堂入りを果たしました。最近多くなったヨーロッパからNBAに挑戦して成功する選手達の先駆者であり、1992年のアメリカのドリームチームを結成させたきっかけを作った一人とも言える選手です。(写真はリトアニアのビリニュス)
 

授賞式から1ヶ月くらい経ってるんでしょうけど、個人的にはとても思い入れのある選手なので、今日は、このテーマで書きたいと思います。





1992年のバルセロナオリンピックでは、アメリカは、マイケルジョーダンを初めとするNBAのトップスター選手ばかりを集めた初代ドリームチームで出場して、当然のように圧倒的な強さと華やかさで金メダルを取り、そのインパクトから当時日本でも一気にNBAブームが到来したと思います。当時自分も見てました。


しかし、そもそもなんで、アメリカがこんな豪勢なチームをアマチュアが主体だったオリンピックに、ある意味大人げなく出場させたかというと、そのきっかは1988年のソウルオリンピックに遡ります。


この1988年の夏のオリンピックで、アメリカはいつも通りNBA入りする大学生達のチームで挑み、準決勝でソ連に82対76というスコアで歴史的な敗北を喫します。
オリンピックでのアメリカの敗北は、不可解な判定もあったとされる1972年のミュンヘンオリンピック以来だったそうですが、1988年のこの時は内容的にも実力負けの歴史的敗北と言えるものだったと思います。

この時の試合の映像を見ると、アメリカのメンバーは皆すでにNBAにはドラフトされていて所属チームも決まっていて、そのメンバー達の中には後にNBAでも活躍してオールスターやドリームチームにも選ばれるような有望な選手も多く、不可解な判定も特にありませんでした。

それにも関わらず、ほぼ自力の差、実力差、でソ連チームに負けたという印象でした。

アメリカ代表が実力で負けた初めての試合だったと言えたのかもしれません。


その時の対戦相手のソ連チームのエースの一人がこのマーシャローニス選手でして、試合の実況では最初のメンバー紹介の時に、彼のことを、The Starと呼んでいました。
アメリカ代表との試合でも、自分より小柄な黒人選手をドリブルであっさり抜き去ったり、ダンクも決めたり、20点以上得点しての大活躍でした。




このオリンピックにおけるアメリカの敗戦には予兆もありました。

1988年のオリンピックの前の夏に、その年にNBAでプレーオフまで進んだアトランタ・ホークスというチームがこのソ連代表と数試合親善試合をしましたが、いずれも1点を争うような接戦が多く、ソ連は3敗しながらも1勝をおさめたそうです。

親善試合とはいえ、NBAのチームと互角に戦えたソ連代表の実力からすると、オリンピックで、NBA入りしたとはいえ学生の寄せ集めチームで負けるというのは、ある意味それ程驚くことでもなかったかと思います。

さらに、アメリカは今度は1990年の世界選手権で旧ユーゴスラビアに準決勝で破れ、もうNBA入りする学生の寄せ集めチームでは世界大会で優勝できないことが明らかになります。

そういう流れで、1992年のオリンピックではいきなりNBAのトップスターだけを集めたドリームチームで出場することになったようです。もちろんわざわざドリームチームを出すというのは、NBAの世界レベルでの商業的な狙いもあったかもしれませんけど。

 

 

因縁過ぎるバルセロナ五輪の3位決定戦


で、なんで自分がこのマーシャローニス選手に思い入れが深いかというと、以前たまたまイタリアセリエAでローマダービーという熱い試合で強烈なフリーキックシーンを見てはまった、という話を書きましたが、マーシャローニス選手もきっかけはほぼ同じなんですね、笑。しかも彼も左利きで。

マーシャローニス選手にはまったのは、1992年のオリンピックンの銅メダルをかけた試合で、ソ連から独立したリトアニア代表のエースとして、バルト3国抜きのソ連であるEUN、つまりかつてのチームメイト達相手に戦ってる試合をたまたまテレビで見た時でした。

当然、当時、ソ連からリトアニアが独立宣言したことは大ニュースになってましたから、そんな政治的因縁あり過ぎなチーム同士が銅メダルをかけて戦う、しかもリトアニアとしては独立後の初のオリンピックで、よりによって独立した相手であるソ連相手に勝って初のメダルを取ったらもの凄いこと、ということは明白な状況でした。

ですから、テレビで見ててもこれ以上なく緊張感高まる3位決定戦の試合でした。普通は3位決定選でこんなに盛り上がることはないんですよね。

そんな世界中が大注目してるであろう試合で、マーシャローニス選手が、相手選手がもう4人守備についている中を1人でドリブルしてくシーンを見てたんですよね。こちらは1人対4人だから、当然味方選手を待つんだろうなと思ってたら、、、、

そのまま1人であっさりドリブルして突入していって難なく点を取ったんですよね、、、、、。
そのシーンを見て当時かなり驚きまして。


マイケルジョーダンとかマジックジョンソンも見てましたけど、あのシーン程驚かないというか、もうドリームチームの方は、やりたい放題のショーみたいになってて、緊迫感的なものはむしろまるで無かったですから。

 


そして世界中が注目したであろう因縁の3位決定戦の方は、結局リトアニアが旧ソ連に勝って、見事銅メダルを勝ち取りました。

表彰式でも観客はリトアニアに大声援で、さらにマーシャローニス選手がメダルをもらうシーンは一際声援大きかったです。



 

 

コート内外での活躍


この時既に、マーシャローニス選手はNBAのゴールデンステイト・ウォーリアーズでも活躍してて、その後のNBAの国際化の先駆者となっていました。


最近と違って、当時はヨーロッパでもNBAのことは知られてなくて、彼も有名なマジックジョンソンとラリーバードの試合のビデオを一度見たことがあるだけという状況だったそうですし、またNBAの方でもヨーロッパの選手の評価は偏見的に低いとこがあった中での活躍ですから、相当凄いことだと思いますね。

彼は、当時も、自分のプレー次第で、ヨーロッパ全体の評価も左右されることを常に意識してもいたそうです。


もし、もっと後の時代、つまりNBAに対する十分な情報もあって、NBAからも評価されていて、しかるべきチームを選んで挑戦してたらもっと活躍できたかもしれません。彼が所属したチームは、小柄でテクニックある似たタイプの選手が多くて、出場機会には必ずしも恵まれてたとは言えなかったと思うんですよね。

彼の実力からすると、チーム次第では、もっと凄い成績を収められたはず、とも思います。
彼はフィジカルがとても強く、スピードもあったことから、ゴールに切れ込んでいくプレーが多くて、シュート成功確率がとても高かったんですよね。50パーセントを超えてましたから。


そして、さらに彼が凄いのは、プレイヤーとしてだけではなく、独立後のリトアニア代表チームの発足や資金集めで先頭に立ったり、リトアニアにバスケットボールリーグを作ったり、バスケットボールアカデミーを作ったり、リトアニアのバスケット文化の発展にも多大な功績を残してるんですよね。

リトアニアは、独立以後、ずっとバスケット大国として、いつも好成績を残す常連です。

ちなみに彼はホテルも経営していて、リトアニアで一番成功したビジネスマンとも評されてるそうです。



サルナス ホテル (Sarunas Hotel)|ビリニョスホテル|リトアニアホテル |【ホテルズ ドットコム】
Sarunas Hotel, ビルニュス, リトアニア ...



単純にNBAでの成績だけからすると、殿堂入りというのはちょっと厳しいかなとも思ってたんですけど、最近のNBAの国際化の影響で、国際部門みたいな形で受賞したようです。

国際部門ならむしろ当然に受賞してしかるべきでしょうね。

まさにヨーロッパ選手も活躍する最近のNBAの国際化の先駆け的存在ですから。

当時結構応援してたんで、彼の受賞は嬉しかったですね。

 

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